[コメント] ザ・リング(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
と言っても、ストーリーを掘り下げて、2人の責任を責めようということではありません。
2人が映画の中で犯している罪のことです。2人とも、サマラの生家や井戸のあるコテージでの住居不法侵入と器物破損。さらにサマラの父が自殺した際も放置し、警察にさえ連絡せず。ノアは身分詐称の上、病院に不法侵入し、患者の個人情報を秘匿。また、レイチェルはラスト近く、車で暴走、信号無視。さらに運転中に携帯で通話(←日本ならもちろんアウト(^_^:))。
いくら事件が事件でも、ここまで好き放題にやる必要もないと思うのですが…。
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7日後、テレビのないところにいたら、どうなるのだろう?
これはこの米国版に限らず、日本版(映画)にも原作にも共通する疑問だが、「呪いのビデオ」を見てから7日後に、もしテレビ(モニター)のないところにいたら、貞子(サマラ)はどこから出てくるのだろうか?
→ 原作では、最初に死んだ4人のうちのカップルは、山中でカーセックスをする直前に死んだことになっているので、きっと突然現れるんでしょう。あるいは、貞子(サマラ)の怨念が、一週間後にテレビのあるところに居させるのかも?
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それはさておき、本作は、日本版にほぼ忠実に作られているが、良くも悪くもアメリカ的だと思う。ただ、出来は日本版よりもこちらの方が良い。唯一残念なのは、原作では貞子の母・志津子が念写の能力を見世物や実験台に使われたあげく捨てられたという設定のため、貞子の怨念が実に強く感じられたのに対し、本作では、サマラの恨みは単に井戸に落とされて殺されたということになっている点。
一方、アメリカ版では、「呪いのビデオ」に映っているハエが画面から出てくるシーンが、ラストでサマラが出てくるシーンの伏線になっていたり、日本版よりダイレクトな表現が多く、きめ細やかなストーリー展開になっていてわかりやすかったと思う。
「呪いのビデオ」も非常にアメリカ的。日本版と同じシーンも多かったが、ムカデや虫が蠢いたり、釘が指に刺さったりするシーンが追加され、ダイレクトな嫌悪感を抱かせ、観念的な映像が多かった日本版とずいぶん印象が違った。
本来なら日本版の方が怖いはずだが、日本版はいかんせん出来が悪く、原作の心理的な恐怖が殆ど描かれておらず、即物的な「お化け屋敷」的な恐怖だけになってしまったため、初めからストレートな表現に徹していたアメリカ版の方が映画としては面白かった。
(評価:)
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