[コメント] マトリックス リローデッド(2003/米)
仮想世界の映像アクションをどこまでも徹底的に見せた作品。世界のシステム性の比喩が笑える。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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マトリックスは仮想世界ではあるけれど、これをコンピュータシステムの用語で呼ぶことで、現実世界もそういう何かに操られているのではないか、そして運命に不確定性をもたらす意志はあり得るのか、そういう「現実世界の認知の不確実性」みたいなものを、前作に引き続き扱っている。前作はアクション要素とのバランスが絶妙だったが、今回は哲学的オブラートに包んでいるものの、このテーマ故のリアリティが前作より大幅に後退して、(半ば無理矢理な)ストーリー上の謎解き要素となっている、が、このコンピュータシステムからのネタの取り方が絶妙で、笑えるからこそ、この要素が映画の「スパイス」として効いている。
・・・ネタバレないと思うけど、あえてネタバレ申告しておこう。
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