[コメント] キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002/米)
良質の教条主義映画。随所の大人視点の介在が心地良い。そしてテーマや人物描写の分化がバランス良い。早撮りを逆手に取った自然光を多用した撮影もお手軽で最大限の効果をあげているように思える。
以下は、妄想、思いつき。
90年代に入って以降のスピルバーグは大人の都合(まあ共時的なルール)を幼児性という作風に、背負い込ませることで作風が畸形化していったのではないのかと思っているのだが、この映画では、ディカプリオ、ウォーケン、ハンクスに、それぞれ分化して背負い込ませたので、スマートな映画になっていると思う。
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