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[コメント] 火山高(2001/韓国)

中盤がだるすぎる。これじゃ、いくらクライマックスで頑張っても取り戻せない 2003年1月1日劇場鑑賞(サロンシネマ)
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「この映画でハリウッドにケンカを売る」。お願いだからもっと目標を高く持ってくれ・・・

と、突っ込む前に、この程度じゃハリウッドにすら勝てないのでは?ケンカを売るのは弱いやつほど売るのではないのだろうか?それか、よほど自分に自身があるのかのどちらか。

と、いうことはこの映画はまさに主人公のように謙虚にやった方がよかったんじゃないのか?

映画のテンションも面白い、キャラもそれぞれ引き立っている(No.1をあんな使い方しかしないのはいかがかと思うが)、アクションにも迫力がある、教師軍団5人衆も、馬鹿ばかしくていい。

しかし、なんなんだ

基本的に映画のクライマックスというのは、ラスト30分とかに当たるのだろうが、クライマックスとは映画を盛り上げる部分。中盤までで、ある程度盛り上げておいて、クライマックスでストーリーは一気に突っ走っていく。

つまりクライマックスは、有る意味で一番大切で、一番の見所部分。

この映画のクライマックスは充分に見る価値があったし、映像に迫力もあり、は茶メチャなアクションにも、ある程度満足できる。

しかし、中盤までの展開にアクションが少なすぎ、学園モノ(?)に徹しすぎ、中だるみが生じ、おまけにNo.1の「強さ」を充分に引き出せていない。おまけに、結局対決するのは教師軍団。

観客は、少なくとも俺はぁ!見たいわけよ。

ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコやってくれるアクションをぉ!

香港のワイヤースタンツのように「ありえねぇ〜」なほど飛び回り、無駄に激しい効果音で繰り広げられるブレードアクション、さらにドラゴンボールのような「エネルギー弾」

なんで、やってくれないんだよ!

冒頭で、主人公がNo,1と出会って校舎を吹っ飛ばした時、俺は確信したよ。「この映画は絶対面白い」

どこにいったんだ?

アクションは激しく、映像には迫力があり、クライマックスには充分なカタルシスがあった。

しかし、中盤のだるさを補えたわけではない。もっともっとニーズにこたえるべき。主人公の能力をもったいぶるのも結構だけど、見たいのはアクションなんだから。

(評価:★3)

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