[コメント] サラマンダー(2002/英=アイルランド=米)
大量発生した古代生物の群れVS近代兵器を駆使して戦う人類の死闘ドラマを期待していたのでその点やや肩すかしでした。(アパッチ・ヘリが乱舞している宣伝ポスターにやや偽りあり...?)。只、ドラゴンの動き、躍動感、音響効果(咆吼)はド迫力でした。特にロング・ショットで捉えたドラゴンの生物感(翼のダメージ感)は良かったです。
怪獣映画は人智を超えた超越的な存在に対して人類が進歩させてきたテクノロジーが、どこまで拮抗できうるのか(怪獣映画ではないですが『インディペンデンス・ディ』なんてそのラインでした。)がポイントになると思うのですが、その点ではやや肩透かしな感じでした。
いっそのこと舞台をイギリスに限定して、荒廃したイギリス本土に各国が軍隊を派遣、大西洋上にてサラマンダー数百匹VSアメリカの空母部隊が激突、その上空で、F14、F18ジェット戦闘機が熾烈なドッグファイトをサラマンダー相手に展開とか見たかったです。超大作になりそうですが。
それにしても小説版の宇宙戦争がイギリスが舞台だったからでしょうか、荒廃したロンドン(荒れ果てた街路、静寂の中、ビッグベンの時を告げる音だけが空しく響く)という絵は、SF映画にはよく見られる光景ですね。
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