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[コメント] クレージー大作戦(1966/日)

クレイジーキャッツの最高作品とは言わないけど、最もバランスの取れた作品かも。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 60年代に世界的に流行したクライムコメディで、出来としては『オーシャンと十一人の仲間』(1960)というか、『黄金の七人』(1965)といった風情。制作費や設定の無茶苦茶さはともかく、ストーリーの内容は決して引けを取っていない。丁々発止の会話のキャッチボールもドタバタにしてお茶を濁そうとせず、ちゃんと物語性を保ったストーリーラインも、これで結構しっかり作られている。

 何より本作はキャラの立ち具合が良い。これまでのシリーズは基本植木等、ハナ肇、谷啓の三人だけで物語は展開し、他のクレイジーキャッツメンバーは取り巻くだけという感じだったが、この作品では全員にちゃんと見所を付けているし、全員でバンド活動までやらせているので、非常にバランスよく仕上がっている。

(評価:★3)

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