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[コメント] 僕のスウィング(2002/仏=日)

ジャンゴ・ラインハルト没後50年経った今、こうした映画を通してロマの文化を知るのはとても有意義だし、 音楽は理屈抜きに楽しい。
あき♪

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ロマ民族ってのはヨーロッパで最大の少数民族。

少なくとも、この程度しかロマ文化の知識が無い私にとって、 この映画はとても興味深いし、面白い。 (まぁ、音楽に対しての知識は当然それなりにあったけど。。。。)

主人公の少年が触れる彼らの虐殺や差別の歴史はリアルな声として聞こえて来るし、野に咲く草花やその効用なんてのも生活の中にあるモノと言うのが見えてきてとても興味深い。

一方では、その自然の中で戯れたり恋したりする子供達の姿に、 「こう言うのはどこの国でも一緒♪」などと既視感を覚えるからとても楽しい。

もちろん、彼らの音楽は聴きなれているとは言え、 トレーラーでの演奏にはやっぱり頭とハートがスウイングする。

でも、やっぱり死んだ人の遺品とかを全て残さない文化ってのは、ちょっと哀しい文化だと思う。 確かにその魂は解放され、後に思いを残さず行けると言う考えなのだろうけれど、 その後に生き残った人にとっては哀しいと思う。

少なくとも、この日本の文化の中に育った私としてはそう思うよ。 (・・ケチを付けるワケじゃ無いんだけどね)

・・とりあえず、この映画を見終って今、横でチャボロ・シュミットのライブ映像をビデオでかけながらコメント書いてますが・・・・・

やっぱイイなぁ、スイングのある音楽は♪

(評価:★4)

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