[コメント] 10日間で男を上手にフル方法(2003/米)
アンディ役ケート・ハドソンの感情表現豊かな演技が映画に華やかさと温かみを与えていた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
記事にするためにわざと別れようと相手の嫌がることをする女性とパーティの席で社長に披露するために絶対別れまいとする男の10日間の恋人関係を描いた恋愛コメディ。
コメディということで誤魔化されてはいるが、記事のためとはいえ、アンディはやってることはかなり危険な行動という気がする。相手が暴力的な男だったら殴られる可能性もあるし、肉体関係も強引に迫られるのではないか。リアリティという点で考えると、高々、ハゥ・トゥものの記事のためにそこまでのリスクを冒す価値はないと思う。
ただ、この映画の見所としては、ベンがアンディの美貌や愛嬌などいい面だけでなく、嫌な面も散々見せつけられながらも付き合っていくうちに次第にそれを受け入れ、彼女のいい面、悪い面全てをひっくるめて好きになっていき、そして、アンディも自分がわざとやっている嫌がらせを寛容に受け入れてくれるベンの姿勢に次第に恋愛感情を抱くところなど、従来の恋愛映画にはない現実味があってよかった。
構成としては相思相愛になりながら終盤で真実を暴露され、一度は別れるも最後にはベンが去ろうとするアンディを追いかけて結ばれるという展開はよくあるものだが、悪くはない。アンディの仕掛けるベンへの嫌がらせもどぎつくなく素直に笑える。
役者としては、アンディ役ケート・ハドソンの感情表現豊かな演技が映画に華やかさと温かみを与えていた。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。