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[コメント] 28日後...(2002/オランダ=英=米)

個人的に特筆すべきは無人の都会の風景よりも
くたー

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







暗闇を逃げ惑う赤いドレスというアイディア。その必然性はこれと言ってないだろう。それが「映画だ」ということ以外は。映画とは即ちコントラストで成り立っているものなのだ、と思うワケで。

大まかに言うと、「死のイメージ」→「生のイメージ」→「死のイメージ」→「生のイメージ」という話構成(「絶望」と「希望」に置き換えてもいいけど)。しかし、如何せん生の部が死の部よりも弱い。一番の理由としては、ヘンリー少佐が提示した「その後の世界や子孫の繁栄」に関する何かが狂った、しかし極限の状況から発せられる言葉に、面と向かって対峙せずにただ曖昧にラストになだれ込んでしまったことで、なんかラストが軽く思えてしまうのだ。ゆえに、結局は全編を通して何が語りたかったのかがぼやけてしまっている気がした。

(評価:★3)

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