うーん全体的には、それなりに面白かったと思う。でもねぇ・・・わからないことが多すぎる。オレがバカなのか？と思っていたら、わからねぇって言ってる人が以外に多かったし、わからないところも一緒だったのでちょっぴり安心。

まず、第一にソフィーが理由がわからんまま変っていくところ・・・最初は腰が曲がってしまってたんですぜ。それがいつの間にか直立状態になってるし、シワも減ってきて・・・なんか人類の進化を見てるみたい。

第二に荒地の魔女のポジション。最初は完全な敵だったんだけど最後はタダの婆さんで終わってしまった・・・この設定になんの意味があるのだろう。最初は敵だったけど最後は味方になっている・・・これよくあるパターンですよ。でもそれは、より巨大な共通の敵が存在する場合に限ると思うのですよ・・・てゆーか、そもそもハウルやソフィーの敵って誰なの？。

第三に戦争を意味もなく開始して意味もなく終了するところ。ナゼ戦争が起こるのかってことぜんぜん説明なしのままドッカンドッカン。ハウルがナゼ戦っているのかもはっきりわからないままドッカンドッカン。ラピュタやナウシカの時は、すばらしい解説付だったのに・・・同じ人が作ったとは考えられん。なんか、ハウルの戦いのシーンが必要だから、とりあえず戦争状態にしちゃえ・・・ってそんな感じ。

あと、超あっさり風味のほんダシ状態での戦争終了宣言。これは疑問に思うっていうよりはハッキリいってアタマにきた。ナゼならこの映画を観る直前に「戦場のピアニスト」観ていたのよ・・・だからだろうけど、過去の宮崎作品にこんな風に戦争をとらえている映画はなかったと思う。

最後に褒めるべきところは相変わらずのアニメの技術の高さと声優陣のデキです。