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[コメント] アイ・アム・デビッド(2004/米)

最後のオチは、意外性を狙ったのだろうが、結果的には余分なエピソードを作る手間を省くために、御都合主義な展開で手抜きをした感じで、返って印象を悪くした。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







主人公が収容所の内部関係者の協力で収容所から脱走し、追っ手から逃亡する展開は『9000マイルの約束』とだぶるが、こちらは児童文学が原作のためか、子供が主役の分、全体的にほのぼのとしている。

主人公デビッドが道中で出会う人々がデビッドを手助けするようなシーンがあまりなく、存在感が発揮されてないのが残念。ただデビッドが助言を頼りに自分の知力だけで危機を脱するところは緊迫感があった。

しかし、終盤でデビッドが気にかけていた本の作者がたまたま彼の母親で、しかも彼の脱走の手引きをした軍人によって既にデンマークに脱出していて

パスポートを持っていたデビッドは難なく飛行機でデンマークまでたどり着き、母親に出会えたというオチは意外性を狙ったのだろうが

余分なエピソードを作る手間を省くために御都合主義な展開で手抜きをした感じで、返って印象を悪くした。

(評価:★3)

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