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[コメント] パニッシャー:ウォー・ゾーン(2008/米=独)

ところどころコミカルな要素が入るところなど2004年版『パニッシャー』の焼き直しっぽい部分があるのが気になった。
わっこ

**ネタバレ注意**
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マーヴェル・コミックの「パニッシャー」の89年、2004年に続く3度目の実写映画化。

今作は原作シリーズの中の「Punisher Max」をベースにしたストーリーとなっており、暴力描写が過激になり、過去の映画化作品とも設定が変更されており関連性もない。

過去2作でフランクの家族の死は散々描かれきたので、今回、その部分を省いて、マフィアに制裁を与えるパニッシャー活躍から描いているのは、簡潔でいいと思う。

ただ、今回は珍しく、フランクをバックアップする協力者が何人か描かれるが、そういう関係になるまで描写がないのは残念。

展開的には今回の敵ビリー(ジグソウ)が序盤で一度はパニッシャーにやられて、顔をズタズタにされ、今度はパニッシャーへの復讐のために悪事を働くところがバートン版『バットマン』っぽい展開で、ジグソウのいかれっぷりもジョーカーとかなり被る。

また、ところどころコミカルな要素が入るところなど2004年版『パニッシャー』の焼き直しっぽい部分があるのも気になった。

全体的に、今回のパニッシャーは割りとミスを犯して、仲間をさらわれたり、殺される場面が多く、人間味はあるが、かっこよさには欠ける気がした。

(評価:★3)

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