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[コメント] TEKKEN 鉄拳(2010/日=米)

後半は格闘戦も無理矢理絡めている感じで、せっかくここまでそれなりに「鉄拳」のゲームの世界観を維持して描いてきたのはなんだったのかという印象。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







TVゲーム「鉄拳」の実写映画化。

三島財閥に母親を殺された風間仁が復讐のために財閥が主催する格闘大会に参加する展開。

TVゲーム版のストーリーモードを意識したようなストーリー作りで、復讐のために格闘大会で1人ずつ敵を倒していくところはゲームの雰囲気を結構再現できている。

吉光戦までの展開はよかったのだが、それ以降は三島平八を嵌めて抹殺しようとする三島一八の暴走が絡んでしまい、それまで風間仁の復讐劇として丁寧に描いていたストーリー展開が破綻してしまっている。

正直、後半は格闘戦も無理矢理絡めている感じで、せっかくここまでそれなりに「鉄拳」のゲームの世界観を維持して描いてきたのはなんだったのかという印象。

前半と後半で監督が違うんじゃないのかというくらい、展開の浮き沈みが激しすぎる。

(評価:★2)

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