[コメント] コリン LOVE OF THE DEAD(2008/英)
正直、この監督は演出力はあるのだろうが、ストーリーに対して映画予算がそれに見合ってないので、あまり本領は発揮されて無いように思う。次回作でどう本領を発揮するかに期待したいところ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ゾンビになった青年の姿を描いたゾンビ映画。
ゾンビ映画ではあるが、主人公が早々襲われ、ゾンビになってしまい、ゾンビなった主人公の目線で話が展開する。
ほぼ、ゾンビとなったコリンが彷徨うだけの展開で、特殊メイクや演出も予算の少なさを感じさせ、従来のホラーのような恐怖感はほとんど感じられない。
映画としては安っぽさが目立つ仕上がりではあるが、ゾンビとなった主人公の行く末という興味だけで、映画を引っ張ってはおり、とりあえずは最後まで見れる。
演出的には、コリンが道中で屋敷でゾンビに襲われている中で辛くも逃れた女性を追いかけ、再度、道中で出会った男に地下室に閉じ込められゾンビに襲われそうな彼女を偶々の形とはいえ助けたのに、再度、男に殺されそうなところは見捨てて行ってしまうのは、結局、何のための演出だったのか疑問。
このシーンを上手く展開できれば、この女性に自分の恋人の姿を重ね合わせたコリンが、今後、遠巻きに彼女を守るというアクション的な展開も期待できただけに、非常に残念だった。
正直、この監督は演出力はあるのだろうが、ストーリーに対して映画予算がそれに見合ってないので、あまり本領は発揮されて無いように思う。次回作でどう本領を発揮するかに期待したいところ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。