『学校の怪談』の続編｡

今回は田舎の旧校が舞台と言う事で本来ならいうことなしの設定なのだが､出来としては前作よりも質が下がった印象｡

特にキャラ同士のやりとりが前作よりもドタバタが増しストーリーがかなり薄っぺらくなっている｡前作では幽霊学校に閉じ込められた人たちと幽霊学校から脱走し閉じ込められた人たちを救出しようとする側の話をバランスよく描いていたので面白味があったが今回は後になって合宿を企画した担任の先生が肝だめしから帰ってこない生徒を探しに旧校に行くのに全く活躍する場面もなく､何のためのエピソードなのかという気がする｡

出てくる妖怪にしてもアイデアには富んでいるが前作のようなインパクトに欠ける｡演出も前作より派手だが乱発に出てくるのでバランスが悪い｡

どうせなら生徒を探しに来た先生も一緒に妖怪と接触させてもいいように思う｡あまりにも見どころがなさ過ぎ｡

ラストも前作をなぞったような終わり方でこの映画ならではと言うようなものがあまり見当たらなかったのが残念｡