[コメント] 世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す(1956/米)
『マーズ・アタック』はかなりこの作品の影響を受けているんだなと感じた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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宇宙人襲撃型SF映画。
特撮は宇宙人の光線によって人間や車がきれいに消滅するところや、戦闘機・建造物・戦艦の破壊シーンなど丁寧に作られていて、終盤の宇宙船を超音波光線で打ち落とすシーンも緊迫感があり、50年代の作品としてはなかなか素晴らしい出来。
またこの作品のいいところは、ストーリーが進展する度に宇宙人のキャラ設定がうまく構築されている点。常に冷静に行動し、ストーリーが展開するたびに、徐々にその凶悪性が明らかになっていくところはなかなか緊迫感があった。ただ宇宙人の造型がどう見ても子供のロボット玩具にしか見えないのは残念だが。
不満な点としては、俳優の演技が緊迫したシーンでもあまり深刻そうな雰囲気が感じられず、宇宙人襲撃シーンでも逃走の仕方がどう観ても逃げているように見えないのが気になった。演じる役者たちもあまりSF映画の演技に慣れていないように見える。
映画としては、終盤での円盤の墜落シーンや超音波光線の造型など、ティム・バートン監督の『マーズ・アタック!』はかなりこの作品の影響を受けているんだなと感じた。
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