世界の出来事を通して人々がつながる、というのはわかるし、そういう話は好きだ。しかしこれは前提を共有しない他者同士がつながりあったほうが面白いし感動的だと思う。

お互い似たような学生同士（違うのはもてるかもてないだけか）が出来事を通してつながりあったところでそんなに感動しないんではなかろうか。

むしろこの映画の特徴は、学生たちの等身大の姿、リアリティを細かく描いており、それが共感できる、という点にあるような気がする。しかしいかんせんこのような学生生活を経験したことがない自分はほとんど共感できなかった。