コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 片腕カンフー対空とぶギロチン(1976/台湾)

武道とは鍛錬により己を高めるもの、富や名声を求めて行うものではない。ドラゴン師匠は斯様なことを弟子達に説いて聞かせます。これだけ見ると高潔の士、ニシムラマ先生と思えるのですが、その戦い振りはVM軍団も真っ青な悪辣振りです。
たかやまひろふみ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







例えば裸足のムエタイ戦士を焼けた鉄板のリングに誘き寄せ、満足に立つことも出来ない状態をボッコボコの血祭りに。それがお前のやり方か!すっごい滑る、滑るよ!と抗議したくもなります。

しかし板垣恵介的価値観においては、手段を問わず相手に勝つことこそ武道として正しいものかもしれません。それは前述の自己鍛錬という題目とも矛盾しないと考えることが出来ます。カンフー映画という域を超えて、観客に考察を要求する内容であります。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。