演出も幼稚で編集もお粗末なため大して興味を持てないストーリーが淡々と進行して行き、実に退屈な時間が続く。 映画として見るべき映像美も無し。 テンポもスピード感も何も無い。 見ている最中にドンドンこの監督の感性に疑問を感じる。

この気持ちを例えるなら、テレビで惨敗する曙の試合見ていて

「これだったら俺でも少し鍛えれば勝てるな」 と思わされる感覚に等しく、

「これだったら俺が撮ったほうが面白いな」 と思ってしまえる出来栄え。

とにかく今まで見てきた一連のクドカン作品として　最低の作品。

映画の主役で看板でもある田中麗奈のキャラがまたフワフワして落ち着かない。

映画の序盤で、ドラッグが切れた中毒患者のように辺りかまわず泣き叫び喚き散らしおかま調剤士の前で暴れるのを見せられてもうドン引き。いくらミニスカートからスラッと伸びた足を見せようとも、序盤の失態は挽回できず。

この監督、過去の作品や最新作もそうだけど、芸達者なベテラン俳優や人気女優使わないで作品撮ったら、どうなるのか、逆に興味あるよ。