コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008/日)

この手のテレビ発→映画化作品では毎度のことだが、「テレビ」と「映画」はフォーマットが基本的に違うため、よぽどうまく切り口を変えるなりして映画化しなければ良作になりません。
ゆーこ and One thing

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







テレビ版「相棒」の妙味は「誰も手を付けない日のあたらない(小さな)謎の事件を、特命係の2人が頭脳(=右京)と体力(=亀山)を駆使して解決していく」のが醍醐味なのに、話のスケールを巨大化させ、登場人物を大量投下したせいで2人の活躍の印象が弱くなってます。

やっぱり普段見慣れているもの(テレビ版)と違うもの(本映画版)を出されると、観客としては違和感を覚えちゃうんですよね・・・。

ストーリーのモデルになっていると思われるイラクでの日本人人質事件が起こったのは2004年4月。で、本作品の公開は2008年。製作陣が謳いあげる主題(忘れっぽく平和ボケした日本人に喝!)も手垢に塗れている感が否めません。

役者陣はゲストを含めて好演していると思いますし(特に西田敏行)、外務省が隠していたSファイルの存在を暴露する片山議員(木村佳乃)の姿は、まるで民主党の蓮舫議員を先取りしているかのようでちょっとおもしろかったですけど。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。