狸と狐の騙し合い。最後に笑うのは誰か。

ハリウッドの現実が影響される作品に限っては、 最後に笑うのは、 ハリウッドのトップスターであるシルベスター・スタローンに決まってるではないか。

ヒロインで峰不二子的存在なサンディ・ニュートンも、 残念ながら役不足。

人種差別をする気はないが、 やはりこの手の役はモデル出身のブロンド美人が演じた方が引き立つ。

でもそれをしないのはベテラン女優メラニー・グリフィスへの配慮であろう。

話題性を考えてトップスターを起用したが為に、 作品の方向性を見失い結果的に一流の映画ではなくなってしまった。

無名とは言わないがそれなりのレベルの俳優を集めて、 ガブリエル・バーンに仕切らせれば充分に楽しめたと思う。

勿論、B級テイストにはなっただろうが、 一流のB級映画として成功したはずだ。