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[コメント] HERO(2007/日)

ジャニーズの圧力がかかってるなって感じ。出演者だけは豪華。TVシリーズのメンバープラス松本幸四郎。そして松本幸四郎との対決。松本幸四郎は長身でスーツが似合うダンディーな弁護士(館ひろしも真っ青)。キムタクのアップもスクリーン映えしてバッチリだし邦画にしては珍しくシネスコだしキムタクファンにはお勧め。
HILO

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







矛盾点 (1).松本幸四郎が演じる蒲生弁護士。

最初はキムタクが演じる久利生検事を正論で追い詰めるが、 久利生検事を認めだしたあたりから設定がおかしくなり、 最後には弁護人としての義務を放棄してる。 更には裁判にも負けて無茶苦茶。

(2).クライマックスでキムタクと松たか子のキスシーンでエンディングとなる訳だが、 何の前振りもなく(一応あるがロマンスのシーンとしては成立してない)突発的なキスシーン故に、 何の感動もなく逆に白けた。

(3).例の韓流スターが韓国の検事役で登場した後物証となる車が発見されたが、 何故海底に沈んでいたか等細かい無数の謎を残したままこのエピソードは終了する為、 物証を求めて韓国まで出張した意味がなく物語として成立しない。

(4).特捜と対等に議論出来る城西支部の久利生検事

汚職政治家の逮捕に向けて検察庁特捜部(以後、特捜)が乗り出す訳だが、 久利生検事が譲らない為に特捜は我慢して身を引く。 現実問題これはおかしい。 特捜と言えば検察の花形でこれはTVシリーズ第一話の冒頭でも説明済み。 なのに平の地方検事である久利生検事に特捜と対等に議論出来る立場はなく、 本来ならば特捜が城西支部に圧力をかけるのが普通である。 特捜の圧力がかかってる中で、 久利生検事が孤立してでも単独捜査して結果無事解決後に左遷というなら筋は通る。 勿論、司法の人間がスタンドプレーというのも非現実的ではあるが。 確かに事件の内容から判断すると特捜には手が出せないというのは説明がつくが、 事件性から考えるとこれには無理がある。 検察の超エリート特捜の権限を考えれば地検に圧力をかけるくらい何でもない。

(評価:★1)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ババロアミルク[*]

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