「緊迫感が無い」

入居した部屋に侵入者が入った時の為に作られたパニックルーム。 で、もちろん、侵入者が忍び込む。 3人組・・・でも、その一人が「いいやつ」なんだなぁ〜これが・・・

その内の1人は「邪魔だから」みたいな感じで、すぐに ジョディ・フォスターを殺そうと思う様な奴なんだけど、 「見つけたらすぐに殺せ。」「触れるものみなキズつけろ（ｂｙチェッカーズ）」 みたいな感じで３人組が全員思っていたら、

「そっちに行ったら、３人組に見つかってしまう！　殺される〜〜！！」

ってな、緊張感も出るんだけど、見つけたとしても、 その３人組の中の「いいやつ」がその行動を止める事が分かってしまう。 だから、緊張感も出ない。

もっと凶暴系、サイコ系なんかで組んで欲しかった。

「緊迫感が有る」

いつもオチを用意している デビッド・フィンチャー。（初期外）

最後辺りの悪者が ジョディ・フォスター にまたがって、大きな金槌（だったかな？）を振りかざすシーン。 あれは、緊張しました。

デビッド・フィンチャーなら、そのまま、金槌を振り落とさせ、 ジョディ・フォスター の顔が「グチャ！！！」ってな擬音と共に潰れるのかも知れない！！ おお、後味悪ぃぃぃぃぃ。・・・と、もしかして、なるかも知れない！！！

どうなる？　どうする？　デビッド・フィンチャー！！？

と期待（ ^ ^ ;） したのですが、残念ながら、普通の展開。危機一髪で助けられる。

「あ〜〜〜あ〜〜　助けちゃったよ！」 「誰が助けてくれって頼んだよ！」 「観客は決して誰もそんなこと望んでないぞ！（・・・と思ってるのは私だけ？？）」 「そのまま、グチャだろ！　デビッド・フィンチャーならば！（・・・と思ってるのは私だけ？？）」

この映画がＢ級と名を打っていたなら　この話の展開で良い感じなのですが、、 デビッド・フィンチャーが撮っている以上。私の中では評価は低くなってしまう。

でも、そうは言っても、金槌の振りかざすシーンで緊張できたのは デビッド・フィンチャーの名の御陰ですが・・・普通の監督だったら、間一髪で助けられる事は分かってしまうもんね。

デビッド・フィンチャーという名も世間にも知れず、今までの様な「オチ」の存在も知らないで、 土曜日ぐらいのＴＶ放送で放映されていたのなら「４」点ぐらいは、あるのかも？