例の街中にミサイルを撃ち込んで処理する衝撃のラストシーン。これぞＢ級ならではの展開だ。Ｂ級は制作費もない上映時間も短いでどうしても安っぽい仕上がりとなるが、言い換えれば金がない分見せたいところだけを見せてくれる。街にミサイル撃ち込むなど言語道断な決断を、電話一本で大佐が許可し、あっさり実行されるというその潔さ！大統領などが登場し、人命の尊重がなんたら〜と御託を並べるよく見るパターンは本作には存在しない。だからこそ快テンポ。爆発後の大佐の「何百人か死にましたが、まあ成功でしょう」まさにＢ級を象徴する台詞であります。素晴らしいです。死後硬直で動けないはずが何故か焼却炉まで自力で移動してたフランク。いつの間にか足を骨折してたアーニー。タールマンから階段で逃げる際、壊れている３段目でバランスを崩す予定がタイミングを外し４段目でやってしまったチンピラグループのねーちゃん。その全てが愛おしい…。