何がなんだかわからない展開が面白い映画！’９９年を飾る最高のばか映画だと思う。

　最後の最後まで一貫性の無い話の展開。ゲイをテーマに話は流れるのだが、主人公を取り巻く人たちの反応の予想がつかない。主人公がゲイなんだが、ゲイになった背景がまったく描写されていない。ニュースキャスターもゲイだが、良く解からない。主人公の生徒は、主人公の婚約者と結ばれるし、最後はなんだか解からないうちに、ゲイでもいいじゃないかと、踊りまくり。同性愛者開放の為に作ったらしいが、重いテーマがまったく重く感じられない。本当にテーマは同性愛についてなんだろうかも、疑われる。どんなコメディーでも最後は感動を求めることが多いが、この映画は最後の最後までばかで終わる。