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[コメント] ネバーエンディング・ストーリー(1984/独)

 原作の前半部分の良さをまるで分かっていないで映画化したような作品。リマールの音楽だけはとても良かったので+1。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ミヒャエル・エンデ原作の、素晴らしいストーリーの物語。ただ、原作が素晴らしい作品は、往々にしてクズのような映画にしかならない。これはその典型的例であろう。

 主人公であるアトレイユ役はそんなに悪いわけではないが、作り物にしか思えない住民も、強引なストーリー展開もいただけない。大体、悲劇をモンスターに切々と語らせるなっつーの。時間の都合があったとしても、王国の崩壊シーンはちゃちすぎ。更に王女が可愛くない。

 もう一つ言わせてもらうと、あのオチは何だ?そうか。夢を忘れない子は圧倒的な力を手に入れて友だちをいじめ返すことが出来るのか。いやはやご立派な教育映画だ。

 救いはリマールの歌くらいか。これは良かったので、サントラまで買ってしまった。

 でも、不思議なのは、これだけ失敗した作品に、続編が作られたと言うことなんだが…

(評価:★2)

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