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[コメント] ビルとテッドの地獄旅行(1991/米)

SF映画好きなら分かる小ネタ満載で幸せな気持ちにさせてくれる。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 『ビルとテッドの大冒険』(1989)の続編。キャラは相変わらずお調子者で後先考えずに行動するお馬鹿コンビが大活躍するのは同じ。一作目で綺麗にまとまっていたため、続編は蛇足っぽいイメージがあったが、このノリ観てたら、そんなことどうでも良くなった。世界を救う運命にある二人はたとえ殺されても必ず復活する。それが前提のために安心して観ていられる。

 今回は一作目とは異なり明確な悪人が登場するものの、ほとんど出てるだけ。最後にちょっとだけ存在感見せてとってつけたようなバトルがあるだけ。それでも作品自体がアクション作品ではないため、二人の無軌道なノリを観るだけで楽しいのだからそれで良い。  今回はその二人に死神が加わって、トリオで旅をするのだが、その死神も善人だし二人のロック魂に感化されて自分もロッカーになってる。結局ラストは死神も加えたワイルド・スタリオンが結成されてそのまま現世でコンサート。無茶苦茶なノリが健在でなにより。

 ラストでちょっとだけ使われるビルとテッドのロボットのノリも好きだぞ。あれだけのためにすげえ金かかってそう。

 小ネタだが、「スター・トレック」20話の「怪獣ゴーンとの対決」で使われた岩地に行くシーンがある。観る人観たら一発で分かるネタが微笑ましい。これがいわゆる「聖地巡礼」の走りとなるんだろう。

(評価:★4)

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