[コメント] 透明人間(2020/米＝豪)
別に透明でなくてもいいというところが、この作品の弱点であり、また、優れている点でもある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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生まれも育ちも容姿も平凡な女性が、金持ちで頭脳明晰で名声もあって外面が良くて人心掌握に長けたサイコパス野郎の寵愛とモラハラを一身に受けるハメになっちゃったら、相手が透明人間じゃなくても、逃げ出すことも、相手の異常性を周囲に認めさせることも、物凄く難しいだろうから、主人公の恐怖や不安や焦燥は、とてもリアルに伝わって来るし、一緒に戦慄した。
と、同時に、それだけ社会的強者の元恋人が、何でまた透明スーツいっちょを頼りに汗かきベソかき（影武者込みで）追っかけて来るんだべかと、タイトルが逆に浮いちゃってるようにも思った。（影武者判明とラストで、「あーそのためかー、うーん。うーん？」となったけど）
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