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[コメント] ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢(2008/英)

シリーズ最低作と言わざるを得ない。
Lostie

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







シリーズを続けていく上で避けては通れない要素(人の死やグルミットのロマンスなど)を盛り込んだ、たぶん今までで一番大人向けな仕上がり。だが、ちょっとしか面白くなかった。ちょっとしか興奮しなかった。『ウォレスとグルミット』シリーズに対する個人的なハードル(期待)を飛び越えることなく、下をくぐられた印象。もちろん★1や★2ってことはないが、これではシリーズ最低作と言わざるを得ない。

グルミットのキャラクターが以前と変わっている。家(部屋)を勝手に模様替えされたぐらいで怒り心頭に発するとは・・・、クールなグルミットはどこ行った。

パイエラの「アルバム」を発見し、ウォレスに危険を伝えようとするグルミット。だが、パイエラにそれを暖炉の中に投げ込まれ証拠隠滅されてしまう。これを「意味のある行為」として成立させるには、グルミットがあくまでも「犬」であり、しゃべったりすることが出来ない、つまりウォレスに危険を伝える「証人」にはなれないという前提でなければならないはず。だが、直後のシーンで「犬のための監視技術」を読み猛勉強するグルミットは何をしているのだろう。鉛筆でメモをとりながら勉強(研究?)しているのである。・・・これ、いくらなんでも観客をナメすぎだろう(実写とかアニメ関係なく)。そんなこと出来るんだったら、そんなヒマあるんだったら、ウォレスに「文字」で危険伝えろや。

あと、吹き替え津川雅彦じゃなくてちゃんに戻してほしい。DVDに津川版の『ウォレスとグルミットのおすすめ生活』も収録されてたけど、間違いなくちゃんのほうが良い。何故津川雅彦に交代したのか知らないが、とりあえず「なんで、そ〜なるの!?」とだけ言っておく。

(評価:★3)

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