空飛ぶ自転車の翼。浮力を生じさせるぐらいなら、後ろの方でヒラヒラしてるのはちょっとあかん。ピーンと風を沢山受けて、ちょっと膨らみ気味に張ってないと。。とても空を飛んでいるようには見えない。

「この時代にこんなモノがあるわけないだろ！」という反応は見る姿勢としてどうかと思いますが、飛ぶなら飛ぶなりの、ディティールの描写にはもう少し気を使って欲しかった。人を笑わせたり楽しませるには、細やかな気遣いがやはり必要なのではないかと。

そんな細かいところを気にしてはいけないかとも思うのだが、「扇風機で風を送りながらグリーンバックの前で撮影しました」というのが見え見えなのはちょっと。やはり観客にも飛んでいる感覚を与えて欲しい。

まぁつべこべ言わず頭空っぽにして観ればそれなりには楽しめる。暇つぶし的映画。

あとは、「下半身の道具」が一体どんなのかが最後まで出てこなかったのが不満。かといって続編でそんなものを出されても困るが。