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[コメント] 海は見ていた(2002/日)

他の採点がみな低いので4にする。江戸時代の隅田川んとこってこんな所だったのか、というとても自然で正しそうな周辺環境の描写に注目。全体的に場面がぶつぶつ切れるが、シーン自体ぶつぶつ切れておいた方が前・後編のぶった切れが目立たなくなる配慮?構成は特に悪くないと思う。役者には閉口、CGには目をつぶれ(核爆)
形状不明

 周辺環境の描写はとてもいいと思った。葦の原っぱ、や、川や海の近くの生活は、当時はどんなだったかをこだわって表現しようとして頑張ったのだと思う(熊井啓さんが)。家の中の描写も嫌に"普通"で面白かった(時代劇くさくない)。  全体的に場面がぶつぶつ切れるが、こういうのはまぁアリだと思う。前後編の性質上、シーン自体ぶつぶつ切れておいた方が前と後のぶった切れが目立たなくなる配慮かなぁ?と邪推。構成は特に悪くないと思う。気分転換はうまく挿入してると思う。  役者には閉口CGには目をつぶれ…と言ったが、無理だ。憤懣全部描く。吉岡秀隆さんはどうしようもない。芝居・喋りと動きが何もできない。遠野凪子さんはセリフが喋れない。ただ、非常に辛そうな顔だけは出来る。奥田瑛二さんは全然何だか分からない。永瀬正敏さんは、セリフが浮いている。登場人物の行動について納得が行かないところが多いが、つまりは、役者の演技が浅いので語らず、芝居で分からせることができていないからではないかと思う。人間の深みまでキチンと役者が解釈して演じてない。そして、このキャストではそれは土台無理な話である。よって、キャスティングにGOを出した人は罪人と言える。  CGに関しては、泣けるとしか言いようがない。日活の力のなさが分かった。悲しいことだがお金がない、と。

(評価:★4)

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