金城一紀の脚本はワタクシ的には面白かったが、ちょっと映画が中だるみという感はあった。もともとアクションシーンの印象が強いドラマではあったので、国会議事堂内が大部分の映像には不満の多いファンはいたに違いない。ただ先日飲んだ先輩は、「結局私怨じゃないか。革命という言葉を使うのはおこがましい」と。まあそうなんだけど、堤真一と香川照之が兄弟だったとか、同じく麻田総理に親を殺された井上と尾形の相克とかは、結構見どころはあると思う。

ただドラマの中での理事官が前職・現職共に殺された理由とか、リバプールクリーニングがのうのうとやっているとか、尾形が井上に当てた手紙に何が書いてあったのか、とか分かんないところが結構多い。しかも最後の場面で井上に再び「第六感」が襲ってくるとは！　ホントに「Final Episode」なの？

しかしこの一ヶ月程度（大震災の影響はあるにしろ）興行収入No.1を突っ走っているのは、現政権に国民がすごく不満を持っているから、というのは考えすぎかな。