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[コメント] リチャード・ニクソン暗殺を企てた男(2004/米)

見苦しい。
リア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







観賞前から嫌〜な予感はしていたんです。民間機をハイジャックし暗殺しようだなんて。 どんな理由で暗殺を企てるにしろ、多くの関係ない人を巻き込む民間機ハイジャックに考えが至る人はロクな人間じゃないはずだ、と。

案の定…憤慨。巻添い食らった人達や犬が哀れでならない。 時代背景が云々とかそう言う問題じゃない。いつの時代だって思い通りにいかない事は山ほどある。 サム(ショーン・ペン) は気が弱く、曲がった事が嫌いで、誠実で、社会に適応しずらくて…とは言え、 サム・ビック(ショーン・ペン) とマリー(ナオミ・ワッツ) の間には3人もの子供が居て、 それなりに社会生活を(以前は)送れていた。と言う事は、サムはだんだん心が壊れていって・・・気がふれた男の話じゃん!

でも、好きな話の内容(映画)じゃないけれど、 あそこまで被害者意識が激しいと、彼自分ひとりの力で変わり、あの状況を変える事は不可能と思い、 八方塞りでかわいそうな人だったのかもしれない。と言う感情が多少なりともあったのと、 2時間弱ほぼ ショーン・ペン の一人芝居だが、それに耐えうる力量ある演技の素晴らしさ、映画としては悪くないと思うので。★1〜3で迷い、この採点です。

05.06.22@シネセゾン

(評価:★3)

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