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[コメント] 八仙飯店之人肉饅頭(1992/香港)

ぶっ飛んでます。本当に切れてる。薦めちゃいけないけど、人に薦めたい映画。 2003年2月4日ビデオ鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







あくまで「俺が正しい」路線を突っ走り、何かあれば「お前が悪い」と言い張る。家族惨殺シーンで、犯人は「お前らの親父は守れなかった」と叫びながら、あくまで「人のせい」にして人を殺す。そんな姿はまじ狂気。

カニバル映画は結構ありふれているし、ある意味で人肉映画はハリウッドでも『羊達の沈黙』『ハンニバル』という形で映画化されている。その中の大ヒーロー(?)、ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)。彼は頭脳明晰の食人家(?)。冷酷でいつでも冷静。そんな役柄を演じきっていた。

確かに上手い。

しかしこの映画のアンソニー・ウォンには流石に負けている。なぜならこの映画はトンでいるのだから。冷静じゃない、明らかに一般人から見れば理解できないほどトンでいる。劇中の台詞を引用すれば「ハイになっている」。「なぜ彼がこうなったのか」だとか陳腐な疑問なしにパワフルにとにかく狂気の映像で圧倒させる。凄い!凄すぎるぞこの映画。狂気を体感したい人にお薦め。ただの「グロイ映画」として見たらあんまりつまらないかもしれないが・・・。

しかし、マカオ警察ってこれが実話通りだとしたら、もの凄い暴力的なんだな・・・。登場人物は脚色してるんだろうから、さすがにココまでアホじゃないとは思うけど。

そういえば犯人の行動も明らかに目立つ行動をして「アホだろ」と思わせるところもあった。

しかし、殺しのシーンで観客が生理的に嫌いそうな描写(割り箸のシーンや家族惨殺シーンは素晴らしい(?))を連発させて狂気の世界に引きずり込む演出は凄い。

皆!面白い(?)から見て!

(評価:★4)

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