ジュード・ロウはやはり上手ですね。テレビ放送なので、変な所でＣＭ入って、見てるこっちはテンションボロボロに崩れちゃいましたが、それでもなかなかに楽しめました。

ジュードの嫌な奴、それに嫉妬するリプリー。自己愛なのか同性愛なのか嫉妬心なのか・・・と考えているうちに殺人。いやぁ、綺麗な海だ。

話の展開もなかなか面白かったし、ラストのなんともいえない（？）余韻もよかった。恐らくその後リプリーは自分で自分を追い詰めて自殺するんじゃないかと思う。度胸の無いやつが嫉妬に狂って、計画が崩壊して行けば行くほど、切羽詰っていく。そんなマット・デイモンの同性愛者に近い嫉妬に狂った殺人犯も、ジュードに負けじと素晴らしい。彼ってこんな演技できちゃうんですかみたいな。

冴えない少年の心の闇。面白いんですが、なんか足りない感じがする。

★３.５