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[コメント] 伝説巨神イデオン 発動篇(1982/日)

誤解も憎しみもそのままに、次々と死んでいく登場人物たちの姿が、興奮の嵐を呼ぶ!
Happy

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







イデオンを知らない方には、まずテレビシリーズを全部見ないと訳わかんないと思います。でも、キャラやメカとも、あまりオシャレじゃないもんで、シリーズを通してみるのは、ツライかも。だって、主人公がアフロヘアだもんね。発動編の興奮にたどりつくのは、長い長い道のりですな。

その昔、アニメージュの付録で、テレビ版全話のカセットレーベルが付いてたんですよ。まだ、ビデオなんてない時代だから、家族に「静かに〜!」とか「電気、消さないでよ。ブチって音入るから!」とか言いながら、テレコで音だけ録るわけです(涙)。

テレビ版では、ギジェが死んじゃうあたりから、ものすごいテンションで興奮しまくりでした。ギジェ「こ、これが、イ・デ・の・発・動・か……」(ルルル…ルルル… 音楽入る)イデオン、イデオンソードで星を斬る!(中略)シェリル「ギジェ、ギジェ、なんで死んじゃうのよぉ〜」いい人だなって思ってたギジェ死んじゃうし、シェリルは気が変になっちゃうし……。

発動編は、公開初日に大宮の松竹へ見に行きました。大宮・松竹は、キャバレー・ロンドンのそばで、なんか怖いけど辛抱したのさ。内容は、ほんとショックだったけど、とても美しい映画でした。テレビ版とはまったく別次元な作画クオリティは、キャラのデザインと作画監督を担当した湖川友謙さんの力の賜物です。

誤解も解消しないし、憎しみもなくならず、みんな死んじゃう赤裸々具合も、最高!でも、最後はぜんぜん悲惨な感じがしないところも好き。

(評価:★5)

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