ついに近年、青梅街道沿いの中古ビデオ屋でみつけて買ったのでした。 で、再びみたのですが、いや〜〜いいんだわ。 とにかく絵がきれい。これってスベン・ニクビストに力なんだろうなあ・・。とっても格調高い完成された絵づくりなんだ。

お話は・・・・ひたすら燃えないんでだ。 この映画ってなんだろう？？てしばし落ち着いて分析してみるに、落ちて行く人間の要素をあからさまに映し出してるからなんだろうなあと思う。 感情移入できる登場人物は１人もいない。 そういう生き方しか出来なかったのかなあ・・っとおもうと悲しくなる。 この映画って、その、落ちて行く要素がちりばめられてて、それは誰も本来は見たくなくって、隠しておきたいものなんだろうけど、でも誰の心のなかにもある。そんな誰もがもってて、出すまいとしてる弱さをあからさまに見せつけられるから受け入れがたい気持ちになる。 みていて、なんかやりきてない・・・、そんな気持ちになる映画です。

でもやっぱり、このビデオは持っておきたい！！と思わせてくれた映画であることは間違いないんだ。 どこのビデオ屋でも観られなくなるまえに、絶対キープしておきたかった映画ですね。