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[コメント] 座頭市(2003/日)

ギター侍に斬られてしまいます。
きわ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







羽田陽区よろしく、「残念!!」と斬られちゃってもしょうがないような・・ (どうでもいいけど、あと何年かしたらこのネタ化石なんだろうな・・)  主役の市以外にたいした魅力がなかったのが残念。流れの芸者姉妹のエピソードもいまいち冴えないし、脇役達に魅力がない。 私は勝新太郎の『座頭市』シリーズを観たことはありませんが、同じ勝新の『悪名』や別の任侠物の『沓掛時次郎』を観て思うのは、こういった任侠映画は主人公や周りのキャラクター達の粋なセリフや会話がとても大きな魅力だということです。それがこの北野武の『座頭市』にはなかった。それでも、見所だけに雨の殺陣のシーンは迫力があったけど、あれが市の回想シーンっていうのがまた腹が立つ。なんでちゃんとストーリーの上に乗せないんだよ!!あれでは「こんなすごい殺陣やっちゃった♪」って取って付けてるのもいいところだよ。せっかく格好いいシーンなのに残念だよ。 タップも「どうだ?上手いこと考えただろ?」みたいな声が聞こえてくるようで。。踊ってる人たちも、どっかの劇団員が「がんばってます。ここでチャンスをつかみます!」みたいな雰囲気バリバリで時代劇の雰囲気も吹っ飛ぶし・・   あ、これ時代劇って考えちゃいけないのかも。うんうん。    ・・・それでも点は甘くならないな。期待していただけにがっかりしたから、がっかり減点です。北野先生。(04/6 DVD)

(評価:★3)

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