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[コメント] 祈りの幕が下りる時(2018/日)

横山一俊だけが可愛そう。東野圭吾は彼の人生を回復させるための話を書いて欲しい
leiqunni

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







未成年の浅居博美を襲ったロリコンと言うだけで、人生を奪われて当然よ!にされてしまった横山一俊。 1uoキノコほどの価値もない。犯行を誘発されて割り箸で突き殺すって、浅居忠雄が刑務所入れば解決だろ! 自分たちの人生のためには他人はどうでもいいって、あの母にして娘ありやね! よく母親にそんなこと言えたね。あ、人殺したことなんて忘れてるからね! 蒸発したお母さんはそんな男に引っかかってたんだな!どこに逃げても変わらんものね!

特に事情もない人でも社会や人から離れて暮らしてる人が居て、密かすぎて居るのも居ないのも知らないだけ。 のくせ浅居忠雄は身分を手に入れ、社会生活と職と飲み屋のお姉ちゃんとねんごろになって、 娘の活躍も楽しみ。だけどアパートで質素に暮らしてますから許してくださいね。誰に対してアピールだよ。 絶対、横山一俊を殺したことは「過ぎたこと」で済ましてる。押谷道子が来たら写真付きの身分証提示しろよ。 それでまた人殺し。問題解決の方法が人殺し。やりたい放題。 だけど僕たち親子の人生は辛かったんですもん。しょうがないじゃないですか。辛くないだろ!

取調室で浅居博美はしつこく自分たちの人生を喋ってそう。分かりますこの気持ち?分からないでしょうね。 あ、信頼してたマネージャーにお金を持ち逃げされたこともありました(嘘)。

悪徳金貸しは担保分も貸さないで莫大な取り立てするんだから、 全財産手放せば十分だよ!夜逃げする前に家を他人に売り払えばね! 物語の大事なところだから人を殺しますは、東野圭吾なの?

映画的には「阿部寛」が「阿部寛」として出演してて(時に若いCG阿部寛)、 他の役者は散らかってる。原作を等しく薄めた感じ。やる気のない映画化。 「原作を映画化しました」っていう批評に対する言い訳。あと豪華役者陣。 日本橋周辺を船で巡る場面が、この監督のダメ部分の映画化だと思う。

見ても損した気持ちにならないけど、いちゃもんつけたくなる作品。 登場人物全員いつも駆け足で、大声出してたら面白そう。 「俺逃げて生きるの疲れたよ」「そんなこと言うなよ、な」

横山一俊はなにも悪くない。

(評価:★2)

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