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[コメント] クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(2007/日)

鑑賞後の一言 「悪役不在」
ぐ〜たらだんな

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







トラブルの元を正せばケツだけ星人にあるのだが、彼らに悪意は無い。しんのすけが守りたいのは愛犬シロだが、助ければ爆弾で自分も宇宙の塵と化す。シロの犠牲を強いるUNTIはしんのすけの敵だが、しんのすけとシロの循環参照エラーを断ち切ることが出来る彼らは決して悪者では無い。いやむしろ、65億人(マイナス野原家4人)にとっては善人だ。唯一明らかに悪いのはひなげし歌劇団であるが、彼女達は目的が分からない上にUNTIと小競り合いを繰り返すばかりで、とても悪役にはなり得ない。

「この人、良い人〜」「あの人、悪い人〜」(しんのすけ口調で)と断言出来ない入り組んだ利害関係と、絶対的な悪役の欠如が、本シリーズの持ち味である割り切りの良さを打ち消してしまった。歌劇シーンのつまらなさも合わせ込んで、星2つ。

(評価:★2)

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