[コメント] セックス・アンド・ザ・シティ(2008/米)
どんなにかっこ悪くても、それぞれが欲しいものを、一生懸命に馬鹿みたいに躍起になって本気で全力で手に入れようとする彼女たちが私はとても好き。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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全シーズンを何度も観てきて、ようやくわかった。 スポーツの試合みてるみたいなこの気分。 それぞれが自分の得意な場所を担当していて、日々繰り返される試合に一喜一憂しながら練習に励んでいる。 何年越しの試合で思い通りの結果が出せなかったら、それはもう素直に立ち直れないくらい悲しむ。 それでもいつか勝てる日のことを思って、何度転んでも起き上がる。
その試合が野球やサッカーなら神聖で尊いのに、どうして恋愛だと下品でくだらないと思われるのだろう。 この4人のチームはとても素晴らしいから、どうか嘲笑しないで観てほしい。 私は働く女性は素晴らしいとかいう団体の職員でもないし、フェミニストでもないけれど、 彼女たちの歴史を追ってきてこの映画版第1作目が最高に良かった。
特に年末、夫の浮気が原因で別居中のミランダが一人淋しく中華のテイクアウトを啜って泣いている時に 最愛の男性から結婚をドタキャンされて空っぽのキャリーが駆けつけるシーン。 女の友情だって、ちゃんとあるんだなと思えた。 BGMの"Auld Lang Syne"を聴いていると胸が詰まるような気持ちになる。
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