数日前に復習としてかなり久しぶりに映画版「SATC1」を観て感動していたせいか、 その後の彼女たちの姿がなんだか腑抜けのようで観ていられなかった。

ドラマ版のシーズン1からずっと何度も繰り返し観ているので、 年齢による外見的な老化に反応しているわけではなく…。 どんなにかっこ悪くても自分の欲しいものを（または欲しい気がする何かを）一生懸命に妥協せずに全力で追い求める姿に私はいつも拍手を送っていたから、彼女たちの戦のあとみたいな姿をあまり観たくなかったのです。 ドラマの後日談としては、とても現実的で実感に満ちたものであるので見応えはある。 でも"欲しいものが手に入ったあとはこうなりますよ、どんな人でもどんなドラマティックがあっても大体結局多かれ少なかれこんな具合になっていくものなのですよ"と説き伏せられているような気さえしてきてナイーブな気分になった。

でも実際、それを知っていてもなお手に入れずにはいられないのが愛とか恋とかそういうものだということは 大変よく分かった。