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[コメント] 恋する惑星(1994/香港)

時代の映画
カプリコーン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







なにしろ流行りに流行った頃から20年。 かつて観たけれどもはや内容を忘れ、正直、いま観たほうが素直に面白いんじゃないかと思いましたが、思いがけず肩透かしをくらい、時の流れに想いを馳せて小一時間。すべてをもっていく好演のフェイ・ウォンが最終的に空姐(CA)になって戻って来て、いやー、がっかり。

ひのと部屋に無断で入りこみ、傷心で痩せこけた石鹸(=男=トニー・レオン)を有無を言わせず取り替えたフェイ・ウォンが、なんでまた男の幻想の姿(しかも男が幻想から醒める場面まで丁寧に撮っている。)で戻ってくるんだ???

しかも胸がキュンとか若気の至りでは済まされないトニー・レオンフェイ・ウォンのどうしようもない食い合わせの悪さは、あの当時は映像美とか勢いとかでなんとかなっても、時代は超えられなかった。

でも邦題はすてきだと思います。

2017年5月29日@Bunkamuraル・シネマ

(評価:★3)

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