激走するカウンタックやボンドカーばりの三菱スタリオンをはじめ、尼僧姿のシャーリー・マクレーンなどのパロディも満載だが、最も印象的だったのは、あの”ジョーズ”（リチャード・キール）が快活にしゃべりまくっていたこと。

彼がジャッキー・チェンと二人で乗り込んでいるのが三菱・スタリオン。奇しくも彼が登場した『００７／私を愛したスパイ』のボンドカー、ロータス・エスプリさながらに水中で潜水艇になるところが面白かった。

しかし、これだけパロディの要素も満載で、カーアクションのシーンもそれなりに見せどころがあるのに、レースの緊迫感がまったくない、このダラダラしたつくりは何なのでしょうね？　ある意味、アメリカ的と言えばそうなのですが…。