ラスト、心の平穏さを求めて初めて食卓に集った４人が家族関係でもなんでもなかったところに良さを感じました。ロード・ムービーなどで見知らぬ他人が集団で行動していくうちに擬似家族的な関係を紡いでいくような映画は数多いですが本作品もその範疇に入るのではないでしょうか。

回想シーンの編集などなかなか凝った感じでよかったです。

ラスト、パク・シニョンと向かい合ったチョン・ジヒョンの微笑んだ顔が印象的。終始、食卓を見つめる視点がなんとも優しいのも良かった。