海外特派員の飛行機墜落の主観ショット、めまいのらせん階段を覗くカット（めまいズーム）、ナイフスラッシャー映画の元祖（サイコ）、動物パニック物の奔り（鳥）．．．

ヒッチコックの開拓精神を感じさせる映画は幾らもありますが実験的であった点では、本作品が最もたる作品ではないでしょうか．．．？

そういえば、ヒッチコック初のカラー映画でもありますよね。

※舞台劇のようだと思っていたら、原作が舞台劇だったそうです。ヒッチコック＝トリュフォーの映画術を読んで知りました。

※まったく余談なのですが、ジョン・バダム監督のニック・オブ・タイムは、アプローチ的には本作とまったく同じですね。映画内時間が現実時間とまったく同じ早さで動くという．．．