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[コメント] 寵愛(2000/韓国)

自分の体を気に入って貰えて嬉しいなと彼女は言った。僕は本という観念の 暗渠に埋没し、外の世界を知るのは、彼女の肉体とそこにある男の影だけだった。僕は影に怯え嫉妬した。降り注ぐ陽光に目を細めながら、横たわる彼女の肢体と海を交互に眺めた。そうするしかなかったのだと、諦めながら。
(★4 Linus)

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