・ただしラストの「カツラ」は許せない。カツラがずれたり飛んだりした時に、面白いか面白くないかというのは非常にシビアな問題だと思う。この映画の最後に使われた「カツラ飛び」は実につまらなかった。あんなの全然ダメだ。ウンコはいいけどカツラはダメだ。

・あの「アルマーニ」が偽者であることは、観客のほとんどが知っていただろう。なぜなら予告編や宣伝番組で「アルマーネ（本物）」のタグ映像は何度となく流れていたからだ。それなのに観客の皆さんはちゃんと笑ってあげていた。なんだか優しいぞ。だって、面白くないだろう！先にオチをバラされてるんだから！　みんな、怒れよもっと。

・他にもいくつか言いたいことはあるが、バカバカしくて良かったと思う。テンポの良い会話を楽しむだけの映画だったとしても、損はしていないと思う。