フロリダ半島突端の南の小島キー･ラーゴに赴いた、第二次大戦の復員将校フランク･マクラウド(　ハンフリー･ボガート　)は戦友の遺族を見舞うために、未亡人ノーラ(　ローレン･バコール　)と戦友の父テンプル老人(　ライオネル･バリモア　)の経営するホテルに向かう。が、そこは凶悪なギャング、ジョニー･ロッコ(　エドワード･Ｇ･ロビンソン　)達の隠れ家になっていた。偽札の大きな取引を前に、ハリケーンが近づき苛立つロッコ達はノーラ達に暴力を振るい始める。戦争で虚脱感に苛まれていたフランクも、１人決闘を決意する。　　　監督は『マルタの鷹』や『黄金』『アフリカの女王』等の巨匠ジョン･ヒューストン、ボガートとバコールの共演３作目にして夫婦の共演はこの作品で最後となる。またアル中の情婦を演じたクレア・トレバーはこの作品で４８年のアカデミー賞で助演女優賞を受賞した。