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[コメント] トーク・トゥ・ハー(2002/スペイン)

正体がつかめないままだったが、清々しい後味と感動。EU版 今村昌平なのか?
ざいあす

アルモドバル初体験。

アクの強い監督かと思ってたら、意外にあっさり。 ストーリーは、演出次第では猟奇話にもできるところを淡々と品良く展開している。

何より音楽にノックアウト。 普通、ストリングス使われちゃうとベタベタしてヤなかんじなのに、この清々しさはすごい。サントラ盤必聴!

人間ドラマとしては二組が絡むこともあって少々薄い気もする。 演出的にも、演奏シーンや回想絡めるものの、品良くオーソドクス。マルコ役のアルゼンチン版エド・ハリスの横顔を、部屋の奥からピント移動するとこが格好良くてトリ肌。

音楽や上っ面の様式美だけにうっとりして、屈折したラブストーリーの裏側まで深読みすることはできなかった。それでも十分な手応えと感動が残る。

(評価:★4)

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